こんにちは、高橋歓菜です。
岡山の片田舎で生まれ育った、
純ニッポン人のわたしが、
なにがどうなって英語を話すようになって、
どうしてこんなにも一生懸命、
かつ幸せに、英語を教えているのか、
まずはしばらく、
お話にお付き合いいただけたら、と思います。
目次
- ルーツは妄想
- わたしの心をつかんで離さない言葉
- 異文化交流の楽しさを教えてくれたのは
- 新体操選手だったころ
- カナダでのわたし
- 新米講師のうぬぼれと葛藤
- 大手英語教室での苦悩
- 3兄弟の子育て
- 子どもが母語を話し始める過程
- B.B.カードとの出会い
- なぜ英語を学ぶんだろう?
自宅で小さな英語教室を始めてからも、
しばらくは葛藤が続きました。
遊びたい盛りの子どもたちが、
楽しみながら、確かな英語力をつけていくにはどうしたらいいのか。
レッスンする中で、
手ごたえを感じることがありました。
早口言葉です。
噛みそうになる英語の早口言葉を紹介すると、子どもたちみんな躍起になって練習しました。
「She sells seashells by the seashore.」
(彼女は海岸で貝殻を売っている)
「Peter Piper picked a peck of pickled peppers. 」
(ピーターパイパーはたくさんの唐辛子の漬物を拾った)
などなど、驚異のリズム感で、競って唱えるんです。
そして、
文全体で、すぐに覚えてしまう・・・!
「リズム」が大きなキーワードなのはわかりました。
早口言葉以外にも、
リズムに合わせて練習したフレーズ、つづりなど、子どもたちは短時間で覚え、
ずっと忘れずにいられました。
そういう日々の模索中、インターネットで、
B.B.カードを見つけました。
その考え方、使い方を知って、
「これしかない!!」
と思いました。
B.B.カードとは、
おもしろ可愛い絵カードと、
それと対になった文字カード、
それが64組あるカードです。
文字カードの英文たちはどれも、韻を踏んでいたり、早口言葉のようだったり、
思わず口に出して言いたくなるような文ばかり。
絵カードに登場するキャラクターたちも
個性豊かで、ツッコミどころ満載!
子どもたちの想像を掻き立てます。
アレっ?と思わせる仕掛けも散りばめられています。
このカードの英文をリズミカルに何度も何度も唱えながら遊ぶうちに、
子どもたちは64文すべて覚えてしまいます。
しかもずっと忘れません。
細かい文の仕組みなんてわからないけど、
英語特有のリズムとイントネーション、
リンキング(音と音のつながり)、
発音が先にできるようになります。
そう。
わたしたちも母国語である日本語を習得する過程で、できるようになった順番で。
その音の土台があれば、
読み書きや文法の学習にも無理なく入っていけます。
即刻、B.B.カードメソッドの勉強を始めました。
そこには、マニュアルは一切なく、
講師の経験と工夫次第で可能性が広げられる世界がありました。
講師自身が楽しんで、B.B.カードの世界で子どもと遊ぶ。
いつの間にか
英語耳や舌・唇の筋肉が鍛えられる。
遊びの中でこそ発揮される子どもの集中力でもって、英語のなぞを
子どもたち自ら考え、答えを導き出す。
やっと、
探し求めていたものに出会えたと思いました。