キャナルのレッスン控室

一生忘れない英語が身につく英語教室Canal Englishキャナルイングリッシュ

新米講師のうぬぼれと葛藤

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こんにちは、高橋歓菜です。

岡山県玉野市で、子ども英語の先生をしています。

 

岡山の片田舎で生まれ育った、

純ニッポン人のわたしが、

なにがどうなって英語を話すようになって、

どうしてこんなにも一生懸命、

かつ幸せに、英語を教えているのか、

まずはしばらく、

お話にお付き合いいただけたら、と思います。

 

 

 

 

目次

  1. ルーツは妄想
  2. わたしの心をつかんで離さない言葉
  3. 異文化交流の楽しさを教えてくれたのは
  4. 新体操選手だったころ
  5. カナダでのわたし
  6. 新米講師のうぬぼれと葛藤
  7. 大手英語教室での苦悩
  8. 3兄弟の子育て
  9. 子どもが母語を話し始める過程
  10. B.B.カードとの出会い
  11. なぜ英語を学ぶんだろう? 

 

 

 

 

カナダで就職する気満々だったわたし。

でも、職を紹介してくれた友だちが、その会社の会長からの薬物犯罪の被害者に。

何よりも、友だちのために何もできない

無力な自分を恥じました。

 

 

結局、人生最大に蓄えた脂肪とともに帰国。

(これもあるある!)

ついに、子ども英語講師の道を選びます。

大手全国チェーンの教室の先生になりました。

 

張り切りました。

仕事が始まったら、みるみる自然と体重が落ちていきました。(単に太りすぎだっただけ)

 

 

「大きな声」「笑顔」「褒め」

 

これがいちばん大切な3大要素と習い、

それなら得意!と実践し、

ハツラツと動き回って、テンポよく、キラキラとレッスンしていました。

 

特に小さい子たちのレッスンは評判がよく、

新規入会者もたくさん獲得しました。

 

「わたしほど楽しいレッスンをする講師はいない」

 

半分本気でそんな風に思っていました。

 

教室に来るのが大好きで、英語もたくさん覚えて、可愛らしく踊って歌って、

あ~この子たちの未来は明るいな~

なんて思っていた、んですが・・・

 

 

ふとみると、

なんだか全然つまらなさそうにしている子たちがいます。

小学校高学年から中学生。

目を輝かせて、英語を学ぼうとしている子がほとんどいない。

聞けば彼らも、数年前はあの子たちみたいに

英語大好きな幼児だったらしく。

他の興味がでてきたり、レッスンの内容が難しくなったりで、すっかりモチベーションが落ちてしまっているようでした。

 

友だちがおるから来るし、ゲームはやってもええけど、それもだりぃ。

宿題なんかぜってーやらん。

ってなスタンスです。


そして恐ろしきは・・・

さいころ覚えていた英語、みんな忘れている!

ってこと。

 

 

え、

 

ちょっと待って、、、

 

今、やってること、

何も残らないの!?

 

「なんか、楽しかった」

だけになるの??

 

保護者が払っている月謝は「楽しいだけ」に払うには高すぎる!

 

「楽しい」だけじゃなく、

「長期記憶に定着」し、

英語へのモチベーションを当たり前に保ちづらい子どもたちが

「難なく続けられる」

 

そんな方法がありはしないかと、

悩みもがく日々が始まりました。